僕と母さん―――神尾秋紘と神尾夏子は幸せに暮らしてきた。
狭いアパートで二人、裕福ではなかったけど、僕らは寄り添うように生きていた。
幼い頃に父親を亡くして、母さんは女手ひとつで育ててくれた。
自分がやりたいこともあったはずなのに、全てにおいて僕を優先してくれた。
優しくて、厳しくて、ハキハキしてて、とっても綺麗な、僕の自慢の母さん。
僕だけの母さんだった……はずなのに……。
少しずつ、幸せだった生活は崩壊していく……。
僕が世界で一番大嫌いな同級生―――江口一哉のせいで。
厚かましくて、ガサツで、暴力的で……。
僕の持っているものを、大切なものを……軽い気持ちで奪っていく……。
自己中心的なアイツは、他人の事なんて何も考えていない……。
女性のことなんて……性処理の道具としか思っていないような……。
そんな最低なアイツと出逢ってしまった母さん……。
僕の知らないところで少しずつ変わっていく……。
体験版をダウンロード
ヤれる子!電車エッチ